小学校入学前までに、挨拶を身につけよう。 -2




ではきっちりと挨拶ができる子どもにするには、どのように躾ればいいのでしょう。

昔は、おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、たまにおじさん、おばさんと3世代同居というパターンが多く、大家族での生活が基本でした。
ですからその中では自然と「おはようございます」「いただきます」「ありがとう」などの挨拶をする機会があり、子どもたちもそれを見て育っていきました。

しかし核家族化が進む現代では、なかなかそのような家庭は少ないと思います。
こんな環境の中で、子どもたちに教えるためには、まずわたしたち大人が見本を示すべきではないでしょうか。
親子、夫婦、近所などで元気に挨拶をするように心がけましょう。

自然にこのような習慣が身についている人は問題ありませんが、自分の胸に手を当ててみてそういえば挨拶苦手などと思った方は、子どもの手本となるように努力が必要です。

「おはようございます」にあわせて「いってきます」「いってらっしゃい」「ただいま」「お帰りなさい」「いただきます」「ごちそうさま」「おやすみなさい」などの挨拶も、笑顔で交わすようにしたいものです。

もちろん、ご近所の方や知り合いの方とも、笑顔で挨拶を交わしましょうね。そんな姿を子どもはじっと見ているものです。

いままでえらそうに「おい、お茶!」「新聞!」なんてえらそうにしていた方にとっては笑顔でおはよう!と挨拶するのは照れてしまって恥ずかしいかもしれませんが、そこは子どもの教育のため、頑張りましょう♪

大丈夫ですよ、自然にできるようになり、夫婦仲も良くなるでしょう!

やはりはじめは照れてできない子どもが多いです。
自ら挨拶できない場合は、「じゃ、おかあさんに『おはようございます』って、言いに行こうか」と、一緒に言ってあげましょう。
また、「ごめんなさい」の言葉も兄弟間でうまく言えない場合は、わたしたち親が、「じゃ、お兄ちゃんに謝りに行こうね」と勇気を出して謝れるように、しっかりと手を握ってあげる方法もあります。

そして何度もしているうちに、元気に笑顔で挨拶できるようになります。
ちゃんと挨拶できたら、「元気よく挨拶できたね。」「上手に挨拶できたね。」と、その場でほめてあげましょう。
子どもは、それが自信となり、近所の人にも勇気を出して、挨拶できるようになりますよ。


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